【2年間食べなかった娘が…】離乳食を全然食べてくれなかった私が、5年後に伝えたいこと

「2年間食べなかった娘が…」というテキスト入りのアイキャッチ画像。母親が笑顔でスプーンを差し出し、子どもがうれしそうに食事を受け取ろうとしている、温かい室内の様子。 育児のリアル体験談

📌 毎日、流し読みする時間も取れないパパとママへ

育児と家事に追われて、ゆっくり記事を読む時間すらない…

そんな時でも、要点だけをサッと知りたい!という方のために、この記事のポイントをぎゅっとまとめました💡「まずはここだけ」でも、どうか気持ちが軽くなりますように🌿

※この記事は、育児の専門知識や筆者の2年以上の実体験をもとに、「食べない子ども」に悩むご家庭に寄り添ってお届けしています。

✔️ 「食べない」ことにも意味がある。食べる力は“心と体の発達”とともに育つ

👉 どれだけ頑張っても食べない時期がある。それは意志や体の準備が“まだ整っていないだけ”。無理に食べさせるより、「待つ・見守る」が成長を支える近道🍀

→ 特に「とにかく一口でも食べてほしい」と焦る気持ちは自然なこと。でもその気持ちが子どもに伝わると、逆にプレッシャーになってしまうことも💦

✔️ BLW(赤ちゃん主導の離乳)という選択肢も

👉 赤ちゃん自身が「食べる」を体験し、選ぶ方法。無理にスプーンで口に運ばず、自分のペースを尊重することで、食への意欲や自尊心が育ちやすくなる✨

→ 「手でぐちゃぐちゃにするだけで全然食べない…」という時期も、BLWでは“立派な食育”と捉えます。遊んでいるようでも、子どもは食べ物と出会う準備をしています👶💕

✔️ 比べないで大丈夫。他の子と違っていてもいい

👉 友だちがたくさん食べていても、YouTuberの子がニコニコ食べていても、それはその子のペース。「うちの子の今」を信じて大丈夫だよ🌱

→ 成長にも食欲にも個人差あり!「周りは◯歳で◯◯食べてたのに…」と比べると、子どももママパパも疲れてしまうから、比べるのは“昨日のわが子”で十分🌟

✔️ 食べられた“たった一口”が、大きな一歩

👉 「また食べてくれた!」その瞬間は、2年分の涙があふれるくらい嬉しいこと。焦らず、子どものタイミングを待てば、ちゃんと変化の時は訪れるから🌷

→ どんなに小さな一口でも、それは“心と体が整ってきた証”。「食べてくれた!」の成功体験は、親子の希望につながる宝物だよ✨

✔️ 「見守ってくれた」記憶は、子どもにちゃんと届く

👉 子どもは「信じてくれた」「待ってくれた」ことを、ちゃんと感じてくれている。食事の記憶は、家族のあたたかい思い出として心に残るよ🍚💕

→ 無理に食べさせられる記憶よりも、「見守ってくれた」「一緒に笑ってくれた」記憶のほうが、子どもにとってずっと力になるんだって🌸

はじめに|「また食べてくれた」それだけで涙が出た日

「食べた…!」

2歳7カ月のある日、娘がスプーンでカレーライスを口に入れてくれた瞬間、私は思わず涙がこぼれました。

離乳食を始めたころ、カレーやグラタンなどを少しずつ食べていた娘。

でも月齢が進むにつれて、どんな食材も拒否するようになり、2年近く、カレーも含めて料理らしいものを全く食べてくれなくなったのです。

あの日、久しぶりに口にしてくれたカレーは、2年ぶりの「また食べてくれた」一口でした。

必死で作った離乳食や幼児食、何冊も読んだ育児書、動画や資格の勉強…。それでも、現実は思い通りにいかず、何度も心が折れそうになりました。

この記事では、そんな「食べない期」を2年以上経験した私の体験をもとに、今まさに同じように悩んでいるママ・パパの心が、少しでも軽くなるような言葉を届けたいと思います。

離乳食は「順調なスタート」から始まった

生後5カ月。
にんじん、さつまいも、グラタン、スープ…。

どれも小さなスプーンで少しずつ食べてくれて、「おいしいね」と笑う娘の表情に、私は心の底からホッとしていました。

赤ちゃん向けのカレーライスも少し食べてくれて、「このまま少しずつ、いろんなものを食べられるようになるかも」――そんな希望も持っていたのです。

娘のために、私は育児書を読み漁り、日本の離乳食の栄養バランスに不安を感じて、アメリカのGerber(ガーバー)のオーガニック離乳食や穀物ミックス、歯固めビスケットまで取り寄せて試しました。

バナナとブルーベリー、アボカドやオートミールの味を娘が嬉しそうに食べてくれたあの瞬間、「私、いいママになれてるかな」って思えたんです。

でも――
その希望は、思ったよりもずっと早く、静かに崩れていきました。

食べない。手をつけない。何をしても、食べてくれない。

1歳を過ぎたあたりから、娘は好き嫌いがどんどん強くなり、それまで食べていたものさえ拒否するようになりました。

そこで私が試したのが、BLW(Baby-Led Weaning)という方法です。

🍽️ BLW(Baby-Led Weaning)とは?

赤ちゃん自身が「何を・どれだけ・どんな順番で」食べるかを、自分の意志で決める離乳の方法。
ペーストをスプーンで食べさせるのではなく、赤ちゃんが自分の手で食べ物を触り、見て、選び、口に運ぶ――
食べることそのものを、自分で“体験”するスタイルです。

イギリスの保健師・Gill Rapley氏が提唱し、今では世界20か国以上で実践されています。

日本ではまだ馴染みが浅いですが、BLWは「無理に食べさせない」ことを大切にしていて、
赤ちゃんの自尊心や食への意欲を自然に育むことができるとされています。

私自身、BLWを知っていなかったら、もっと追い詰められていたと思います。

手づかみしやすい形の野菜をそっと並べて、娘の様子をじっと見守る。「食べない」ことも当たり前として受け入れる。

“今、食べない”ことにOKを出せるスタンスは、私の心をラクにしてくれました。

▶ 詳しくはこちら:日本BLW協会公式サイト

周りと比べて、ただただ苦しくなった

ママ友の子は、キッズメニューをぺろり。
ママYouTuberの子は、ニコニコ笑いながら野菜をパクッ。

そのたびに、自分の娘の姿と比べては、胸が締めつけられるような気持ちになりました。

動画を見ていて涙が止まらず、嗚咽をこらえながらひとりで泣いた日もありました。

「どうして、うちの子は…?」
「私の育て方が悪かったのかな?」

そんなふうに、自分を責める気持ちがどんどん大きくなっていったのです。

そして、ある日。2年ぶりに食べてくれた

そんなある日。
娘がカレーを、スプーンで、口に運んだのです。

あの頃、娘が口にできたものはほんの一握り。
とうもろこし、黒豆、ミニトマト、特定のパン、そして海苔の佃煮。

外食で注文したキッズプレートは一口も食べず、食べないごはんを前にして、ため息をつく日もありました。

でもその日。
久しぶりにカレーを一口、二口――

私はできるだけ平静を装いながら、「おいしいね」「えらいね」と声をかけ、そっと頭をなでました。

その日は、たった3分の1の量でしたが、私にとっては“全部”でした。

それから3年|5歳になった娘の“今”

今、娘は5歳。幼稚園の年長さんになりました。

3歳(年少)の頃は、給食を一口も食べず、お茶だけ飲んで帰ってくる毎日。

それでも、保育者(先生のこと)たちは毎日根気よく声をかけ、娘の気持ちに寄り添いながら、決して無理強いせず見守ってくれました。

ある日、保育者の方がキラキラした笑顔で
「今日は汁物と、キャベツをペロッと舐めたんです!!」と報告してくれたとき。

胸がじんわり熱くなって、思わず涙がこみ上げました。

4歳(年中)の最初の給食では、白米を数口。
その後、完食できる日が増えて、今では「おかわり!」と元気に声をかけるように。

保育園の教室内で、女の子が白米を食べているのを先生が温かく見守っているイラスト。お弁当やランチ風の給食、優しい表情の保育者が特徴的。

家では今も偏食だけど、うどん・ラーメン・乾物の油揚げ・わかめなど、少しずつ食べられるものが増えてきました。

そして5歳。
三角のおにぎりに自分でかぶりついたあの日。

あの姿を見た瞬間、私はまた、静かに涙を流しました。

外食も、「苦行」から「楽しみ」へ

3歳のころの外食は、“家族の時間”というより、“試練”でした。

食べられるものを全部家から持参して、
決まったメーカーの海苔の佃煮、スプーン、白米。

ふりかけNG、おにぎりNG。

それでもレストランではキッズメニューを頼んで、
娘が一口も食べないまま、親がそれを完食する。

「子どものご飯を、大人が食べる」――
ただそれだけで、なんだかとても、むなしくて悲しかった。

子ども用キッズプレート(オムライス・エビフライ・ハンバーグ)とスープが並ぶ白い食器。赤いスプーン付きで、提供された料理そのものが主役の写真。

でも今では、娘が「これにする!」と自分で選んで、ちゃんと注文して、ちゃんと食べてくれる。

“家族で一緒にごはんを食べる喜び”が、ようやく戻ってきたのです。

まとめ|あなたは、間違ってない

私は娘のために育児系の資格も取り、育児書も何十冊も読みました。毎日のように情報を探して、食べる方法を模索して、それでもうまくいかなくて――

でも、私は「無理に食べさせること」は選びませんでした。

「きっといつか、この子なりのタイミングで食べてくれる」と信じていたから。

今、少しずつ食べられるようになった娘の姿を見て、私は思います。

「あの頃の私の選択は、まちがっていなかった」

だから、今、悩んでいるあなたに伝えたい。

ちゃんとがんばってる。あなたは、まちがってないよ。

お子さんが食べてくれなくても、それはあなたのせいじゃない。
小さな体が、自分のペースで、世界を受け入れようとしているだけ。

焦らなくていい。比べなくていい。
今、笑顔でいてくれるなら、それで100点満点です。

💌この記事が、どこかのあなたに届いたなら…

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。

この文章が、ほんの少しでもあなたの心を軽くしたり、「自分だけじゃない」と思ってもらえたなら、それだけで書いてよかったと思えます。

もし、あなたの周りに悩んでいるママ・パパがいたら、そっとこのページを届けてくれたら嬉しいです。

焦らなくていいよ。比べなくていいよ。
一緒に、ゆっくり、歩いていきましょうね🌸

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